経理が分からないと記帳は出来ない?

お客様の中に
「経理をやったことがないので、仕訳は全く分かりません。」とおっしゃる方がみえます。
それって、単なる思い込みです。
もちろん、仕訳にはある程度の専門知識は必要ですが、日々の業務は簿記3級程度の知識があれば問題ありません。
仕訳とは
売上や仕入、消耗品費・旅費交通費・修繕費・広告宣伝費などなどの”勘定科目”に、入ったり使ったりした内容を振り分けていく作業をいいます。
例えば、電車で目的地まで行ったとします。
上記に挙げた「消耗品費・旅費交通費・修繕費・広告宣伝費」の中でどれだと思いますか?
大抵の方が「旅費交通費」を選んだと思います。おそらく・・・
次の日、また電車で目的地へ・・・
今度は何を選びますか?
はい。「旅費交通費」ですよね。
基本的には、同じ行為に対しては同じ勘定科目をあてはめていけばいいのです。
”基本的”というのは、
例えば、材料を仕入れるためにAmazonでものを購入。
金額は1000円+送料500円=1500円支払いの場合、
一般的には、「仕入」 1500円 となります。
単純に何かものを出荷するためにかかった送料は「荷造運賃」になり、同じ送料でも勘定科目がかわります。
ここは、難しい場合はプロにご質問いただければすぐに解決です(^_^)
ただ一つ。プロでも解決できない事があります。
それは、事業の現金残高の一致です。
多くの個人事業主の方が、事業用の財布と個人の財布が一緒。これでは正しい事業用の現金残高が分かりません。たとえ家計簿が苦手でも、事業に係わる現金の管理はしっかりと行いましょう。
「どうしてもごっちゃごちゃになる!!」
という方は、お会計時に面倒でも
事業用と個人用で別々に清算してもらう。もしくは、事業に係わる分の領収書を発行してもらう。
通帳も、事業用と個人用を分ける。クレジットカードも分けておく方が良いでしょう。
自分が後になって大変にならないようにしましょうね。